NEMU(ネム)@AIマルチクリエイター@NEMUNFT
ちびネムが、360度の神社の景色が入ったガラス玉を手前に差し出している絵。題字は「1枚の絵で 360°パノラマ」「制作費 0円」

1枚の画像から
360度のパノラマ動画を作る方法🌏✨

制作費0円。絵は1枚きりで、その中を見回しているだけ。AIが躓いた場所と、頼み方を直したら一発で通った話。

·読了目安 12分·作り方ノート

※記事内の数字は制作時(2026年9月)の実測値です。

どうもー🌈NEMU(ネム)です✨
今回は、1枚の画像から360度のパノラマ動画を作る方法をご紹介したいと思います🌈 まずはこちらをご覧ください。

ぐるっと一周する様子
再生ボタンは要りません。勝手に動いて、勝手に繰り返します

ぐるっと一周して、元の場所に戻ってきます。
これ、動画を撮ったのではありません。絵は1枚きりで、その中を見回しているだけです。

画面をドラッグすると、右も左も、上も下も、真後ろまでぜんぶ見回せる。
そんな世界が、絵1枚から作れました‼️ しかも制作費は0円です。

こちらが完成した動画(26秒)です。

できあがった26秒。月を見上げて境内をぐるっと一周。最後は地面が割れて、下から出てきます(音楽:魔王魂)

🌐 その場でさわれます

下のリンクを開いて、画面をドラッグしてみてください。スマホなら指でなぞるだけです。
自分の見たい方を、見たいときに。これが360度パノラマです🌈

https://pano-view-360.pages.dev

月を見上げて、地上へ降りて、右回りに一周。絵1枚の中を見回しているだけです。

やったことは、たった2つ

  • ① 横に長い絵を1枚描いてもらう(横と縦が2対1)
  • ② その絵を球の内側に貼って、真ん中から見る
たった2工程で360度になる図解
2つの工程だけで360度になります。描くのは横2:縦1の絵1枚

なぜ2対1なのか。横が方角の360度、縦が上下の180度だからです。
丸い地球を1枚の世界地図に開くのと同じで、これを「展開図」と呼びます(正距円筒図法/equirectangular)。

球の内側に貼り戻して真ん中に立てば、360度の景色が戻ります。理屈はこれだけです😊

① 描いてもらうのは「展開図」1枚

絵はChatGPTのお絵かき機能(Image 2.0)に頼みました。0円です。

できあがりは1774×887。夜の神社の境内に、ネム・エマ・ぴよち・うさぴが立っています🌙

1枚目の展開図。夜の神社にネムたち
1枚目の展開図(1774×887)。夜の神社に、ネム・エマ・ぴよち・うさぴ

参照として渡したのは、それぞれの元の絵を4枚ちょうど。
実際に渡したのがこの4枚と、元となる背景の画像。この5枚です。

ネムの三面図ぴよちうさぴエマ
左から ネム/ぴよち/うさぴ/エマ。この4枚+元となる背景の画像を、いっしょに渡しています

渡す参照画像は、5枚までにしておきましょう。
お絵かき機能(Image2.0)が受け取れる上限が5枚だからです。6枚以上渡すと must contain at most 5 paths というエラーになりますが、このエラーは画面の奥のほうに出るだけで生成は止まりません。気づかないまま参照なしの絵が出てくることがあるので、渡す前に枚数を数えるのが確実です。

② 見回す画面づくり(HTML形式)

見回す画面(ビューア)は、Claudeに書いてもらいました。
よそから持ってきた部品はゼロ。HTMLファイル1個で、絵も中に入っています。ダブルクリックすれば開くし、ネットにつながっていなくても動きます。

頼んだ言葉は、ほとんどこれだけです。

横2:縦1の絵を球の内側に貼って、真ん中からドラッグで見回せるHTMLを1枚で作って。
絵はHTMLの中に埋め込んで、ファイルを開くだけで360度見回せるように動くようにして。

中でAIがやっているのは、この4段の計算だけでした。

  1. 画面の点をひとつ選ぶ
  2. その点が「どっちの向きを見ているか」に直す
  3. 向きを「横の角度・縦の角度」に直す
  4. その角度が展開図のどこにあたるかを計算して、色を拾う
画面の点から色が決まるまでの4段の図解
中でやっている計算。画面の点→向き→角度→展開図の色、の4段だけ

これを画面の全部の点でやると、球の内側から見た景色になります。ドラッグで向きを変え、ホイールで見える範囲も変わります。

1回目の絵は、本物ではなかった360度

球に貼ってみたら、人がやたら近くて大きく、真後ろのつなぎ目もズレていました。
専門用語も歪み方も書いて頼んだのに、返ってきたのはただの横に長い絵だったんです。

そこで、書き方を変えました。
出来上がりの説明をやめて、「どの線を、どちらへ、どれだけ曲げるか」を書き、さらに「これは絵の内容より優先」と先に宣言したんです。

  • 真っ直ぐな水平線は、真ん中の地平線1本だけ
  • 目線より上の水平線(屋根の軒・鳥居の横木)は、上にふくらむ波
  • 目線より下の水平線(石畳の縁)は、それを上下ひっくり返した波
  • 柱や木の幹などの縦線は、傾けずに真っ直ぐ
  • 上の端と下の端は、横に引き伸ばしきる
  • 左端に大きな杉の右半分、右端に同じ杉の左半分を置く
言葉で頼んだ絵と、線の引き方で頼んだ絵の見くらべ
左が「言葉で頼んだ絵」、右が「線の引き方で頼んだ絵」。水平線が波打っているかが分かれ目

実際に渡したプロンプト文がこれです。そのまま真似していただけます。

【いちばん大事なこと】
「equirectangular panorama」という言葉では、ただの横に長い普通の絵が返ってきます。
言葉ではなく【線の引き方】で指定してください。下の①〜⑦は絵の内容より優先です。

① 画像の意味
横方向=方位360°(左端と右端が同じ方角)。縦方向=上下180°(上端=真上、下端=真下の足元)。
地平線は画像の縦のちょうど中央。

② 真っ直ぐな水平線は「地平線」1本だけ
縦中央の地平線だけが真っ直ぐ。それ以外の水平な線を真っ直ぐ引いてはいけません。

③ 目線より上の水平な線は【上に凸のゆるい波】
屋根の軒、鳥居の横木、塀の上端、樹冠のライン ——
カメラに近い場所ほど大きく上へ持ち上がり、遠い場所ほど中央へ下がる波にする。直線は禁止。

④ 目線より下の水平な線は【③を上下ひっくり返した波】
石畳の縁、階段の段鼻、水面 —— 近い場所ほど下へ下がり、遠い場所ほど中央へ上がる。
③が山の横位置では、④は必ず谷になります(上下の鏡)。

⑤ 垂直な線は【画面に対して完全に真っ直ぐな縦線】
柱、鳥居の柱、石灯籠、杉の幹。放射状に傾けたり扇形に開いたりしない。
(ここが魚眼レンズとの決定的な違いです。魚眼にはしないでください)

⑥ 上端と下端の帯は【横に極端に引き伸ばす】
上端=真上の空。雲や枝は横に長く潰れて画面幅いっぱいに広がる。
下端=真下の足元。石畳の目地は下へ行くほど横に広がり、最下端では1枚の石が伸びきる。
主役になる物を上端・下端に置かない。

⑦ 左端と右端は【同じ場所】。必ずつなげる
確実にするため、1本の大きな杉の木を、左端に「右半分だけ」、右端に「左半分だけ」置く。
地面・空の色・遠景の稜線も、左端と右端で高さと色を一致させる。

絵の中身(夜の神社、満月、本殿は真ん中、手水舎は25%あたり…)は、この下に普通に書き足しただけです。
大事なのは、①〜⑦を「絵の内容より優先」と先に宣言しておくことでした。

参照に渡したのは、元となる背景の画像を1枚だけ。「場所も色も真似しないで、線の曲がり方だけ見て」と添えました。

線の引き方で頼んだ展開図。地面が大きくうねっています
線の引き方で頼んだ展開図。石畳が大きくうねり、左右の端に同じ杉が半分ずつ入っています

これで一発でした。

球に一周ぶん貼って真後ろを向くと、左端と右端に半分ずつ置いた杉が1本の木としてつながっています。真下を向けば、足元の石畳がちゃんと広がっている。ごまかしが、ひとつも要らなくなりました🌈

正面。本殿です
正面(本殿)
真後ろのつなぎ目。杉が1本につながっています
真後ろ=つなぎ目。杉が1本になっています
真下を向いたところ。足元の石畳です
真下(足元の石畳)

あとはAIに、ぐるっと天井と一周回った映像を動画で撮影して、と指示を出します。
最後に、AI動画で作ってもらった動画を合成すれば完成です🌈

あなたの絵でも、その場で試せるコーナー

同じ仕組みのビューアを、絵を入れ替えられる形にして置いておきます🌈
横2:縦1の絵を1枚用意して、画面にドラッグするだけです。

🌐 自分の絵で試す 360度ビューア

使い方はこれだけです。

  1. 横2:縦1の絵を用意する(正距円筒図法の展開図)
  2. 上のページを開いて、絵をドラッグ&ドロップ
  3. 画面をドラッグして見回す

「自動でゆっくり回す」ボタンもあります。
「別の絵にする」で、何枚でも入れ替えられます。

🔒 絵は、あなたのブラウザの中だけで開きます。
どこにも送信されません。うちのサーバーにも残りません。

自分で描いた絵が、いきなり世界になります。
上の①〜⑦の書き方で作った絵を、ここに入れてみてください👀

「説明」では描けない。「手順」を書くと描ける

AIに足りなかったのは、説明ではなく手順でした。

1回目も、雑に頼んだわけではありません。
正式な名前(正距円筒図法)も書きました。歪み方も「上下の端ほど横に引き伸ばされる」と書きました。
それでも、出てきませんでした。

絵が届いたのは、線の曲げ方をそのまま書いたときです。
「地平線だけが真っ直ぐ」
「目線より上の線は、近い所ほど上へ持ち上がる波」
——ここまで書いて、やっとでした。

この2つ、同じことを言っているようで、まるで違います。

  • 「上下の端ほど引き伸ばされる」=出来上がりの説明(どう見えるか)
  • 「軒の線を、近い所ほど上へ持ち上げた波にする」=手の動かし方(何をすればいいか)

AIは、説明を手順に翻訳してくれません。
そこは、頼む側がやる必要がありました。

これ、人にお願いするときも同じかもしれません。
「ちゃんと説明したのに伝わらない」ときは、たいてい
「どうなってほしいか」だけを言っていて、「何をすればいいか」を言っていないのだと思います🌈

球の内側の夜の神社で、ちびネムが見回している

📚 私が「AI動画」を勉強している教材

AIアニメの作り方って、本屋さんにはまだ教科書が並んでないんですよね。だから私の教科書はこれ。

しかも書いてるのは、発信の世界で超強いイケハヤさん。実際に購入して、手を動かしながら読み進めています🥰

AIアニメの教科書【PR】

※紹介リンク(アフィリエイト)です。購入していただくと、NEMUに紹介料が入ります。
※教材の内容・成果を保証するものではありません。料金や手順は2026年9月時点のものです。

📮 お知らせこういう記録をSubstackで発信しています🌈 登録しておくと、新しい記事ができたときにメールで届きます(無料)。

Substackで受け取る(無料)

よろしくお願いします🌈✨
NEMUでした‼️

この記事をXで共有